第50回衆議院総選挙が10月27日投開票され、熊本県では1区~4区まで医師連盟推薦の自民党現職が再選されていますが、全国では政治資金不記載等の問題により厳しい審判が下され連立与党過半数割れの結果となっています。比較第一党は自民党が維持しましたが、石破政権運営は他党との距離間を含め難しい舵取りになりそうです。まずは11月11日の首班指名選挙となります。
我が国を取り巻く安全保障環境は領海、領空侵犯を繰り返す中国の動向、北朝鮮による頻回のミサイル発射やロシアによるウクライナ侵略戦争への参戦およびロシアの動向など戦後最も難しい状況にあり政治の安定が求められています。今後の政局がどうなっていくのか気になりますが、県が抱えている課題が解決できるよう県執行部、県選出国会議員とチーム熊本で全力を尽くしていきます。
さて、その一環として自民党本部(党役員へ)および各省庁へ要望活動を行う予定となっています。要望内容は今までに一部報告している内容も含まれていますが、改めて紹介します。
Ⅰ.県南豪雨災害
⑴球磨川水系河川整備計画・流域治水プロジェクトの着実な推進
⑵被災地域の新たなまちづくりと集落再生に向けた支援
⑶鉄道の早期復旧に向けた支援…JR肥薩線、くま川鉄道
⑷応急仮設住宅の供与期間の延長と財政支援
Ⅱ.熊本地震
⑴熊本地震からの復旧および創造的復興に向けた支援…益城町の土地区画整理事業は令和9年度、街路事業は令和7年度の完了に向けて
Ⅲ.半導体関連
⑴半導体生産拠点等に対する支援
⑵県経済の活性化のための産業分野における中堅・中小企業支援…地場企業の半導体サプライチェーン参入に向けた支援など
⑶半導体関連産業の集積促進に向けた道路整備推進…中九州横断道路の整備推進(熊本環状連絡道路の早期事業化、大津西IC ~下硯川IC間の早期整備に向けた有料道路事業導入、大津道路の事業推進)
⑷阿蘇くまもと空港アクセス鉄道整備およびJR豊肥本線輸送力強化に向けた支援
⑸排水対策への支援
⑹新規工業用水供給への支援…浄水場等の整備に対する財政支援
⑺教育環境の整備と人材確保…外国人の児童生徒の教育環境整備、児童生徒急増市町における公立学校施設整備、熊本大学附属小・中学校に国際クラス設置等に伴う教員等の人材確保・養成
⑻代替農地での営農支援…代替地のマッチング支援、畜産農家の営農維持支援
Ⅳ.通常分
⑴子どもと向き合う保育士等の支援
⑵国土強靱化の推進
⑶九州を支える広域防災拠点構想の推進
⑷「阿蘇」の世界文化遺産登録に係る支援
などとなっています。
次に11月6日米大統領選挙で共和党のトランプ氏が当選されましたが、中国、ロシア、北朝鮮、中東情勢への対応がどうなるのか、また日本との関係に変化が出るのか気になるところです。年内にはある程度の方向性が出てくると考えられます。日本への影響が軽微であることを願っています。
県政へのご意見、ご要望あれば連絡ください。