原爆ドーム
参議院議員選挙後の臨時国会で少数与党となっている自民党の高市早苗総裁が維新の閣外協力を得て総理大臣に就任し組閣があり、新しい内閣での政治が動き出しています。好運にも熊本県から4区の金子恭之衆議院議員が国土交通大臣に、1区の木原 稔衆議院議員が官房長官に就任しています。
熊本県は①熊本地震からの創造的復興、②令和2年7月豪雨災害からの復興として緑の流域治水、流水型ダムの整備、鉄道の早期復旧など、③令和7年8月線状降水帯による豪雨災害からの復旧・復興、④半導体産業集積関連として、くまもとサイエンスパーク実現、人材の育成・確保、地下水の量・質の保全、阿蘇くまもと空港アクセス鉄道整備など、⑤熊本都市圏の交通渋滞解消、九州の横軸をはじめとした幹線道路ネットワークの整備促進などの国土交通省関連事業等の諸課題を抱えていて、今回の内閣人事は解決に向け追い風になると期待しています。
次に9月定例会終了後に特別委員会、常任委員会議員連盟などで視察、要望活動を行っています。まず「高速交通ネットワーク整備推進特別委員会」で10月8日~10日に阿蘇くまもと空港アクセス鉄道整備に関連して、宮崎空港に直接乗り入れしている宮崎空港連絡鉄道についてJR九州、宮崎県から開業の経緯と現状、課題について説明を受け意見交換しています。次に国際定期便に関して、くまもと空港とほぼ同規模の神戸空港で運用、アクセス(三宮から約8km、ポートライナーで約18分、空港アクセスバスで約22分、関空から約24km、ベイシャトルで約30分)などについて意見交換を実施しています。
次に県議会防衛議員連盟(会長)で佐賀県で開催された九州・沖縄防衛議員連盟連絡協議会に参加し、岩田元陸上幕僚長の講演で我が国の安全保障環境について中国、ロシア、北朝鮮の活動がさらに活発化し極めて厳しい状況となってきているとの話を聞き、早急に外交を含めた抑止力の向上が必要との認識を新たにしています。その後に佐賀駐屯地に配備されたV-22オスプレイを見学しています。
10月22日には県の諸課題について知事と共に自民党本部で麻生副総裁、鈴木幹事長、小林政調会長、有村総務会長等の役員の方々に要望活動を行っています。
次に11月4日~6日で厚生常任委員会での視察があり、①岡山市の在宅介護に焦点をあてた総合特区について、②岡山県社会福祉協議会での福祉・介護人材確保への取組み、③社会福祉法人クムレおうちだで重度障がい児者の生活介護や放課後デイサービス実施の状況などについて、④広島県庁感染症疾病管理センター(ひろしまCDC)で感染症発生時への迅速な取組みについて、⑤東広島市役所地域共生推進課で地域共生社会の実現について、多くの事業が展開されていて、内容を聞き参考とするため以上が主な活動となります。
なお、視察で広島市に宿泊したので久しぶりに原爆ドームを訪れ、戦争の悲惨さを再確認し不戦の誓いを新たにしました。
これからも県政諸課題の解決に、また厳しい運営を強いられている医療・介護・福祉現場の課題解決に国会議員、関係部署に働きかけていきます。





