活動報告

蒲島知事最後の定例会

立野ダム

能登半島地震の発災から1ヶ月が経過していますが、被災された方々は厳寒で雪も降る中に大変厳しい避難生活を余儀なく続けられています。全国各地から自治体、自衛隊、団体、企業、ボランティアなどによる支援が行われていますが、日常を取り戻すにはまだまだ時間が掛かりそうで、被災者に寄り添った息の長い支援が必要と考えられます。自分に出来ることをやりながら1日も早い被災地、被災者の復旧を願っています。

さて、蒲島県政での最後の定例会が2月9日~3月4日の日程で開催されます。一般質問2月15、16、19日、特別委員会22日、常任委員会26、27日となっています。閉会日3月4日が議場での蒲島知事の最後の発言となります。なお、知事任期は4月15日までとなっています。傍聴されてはいかがでしょうか。

次に2月定例会提出予定議案について説明します。議決案件は予算関係40件、条例関係21件など79件、報告事項は3件となっています。令和5年度2月補正予算での主な事業として、

I.国の経済対策への対応 287億円

①医療・介護・障害福祉分野における処遇改善の取り組み1,115百万円…令和6年2~5月の賃金引上げ分、1人当り月額6,000円相当を補助、6月以降はトリプル改定後の報酬で対応見込み。

②農林土木分野における国直轄事業負担金(経済対策分)15,074百万円…(i)防災・減災・国土強靱化の推進17,450百万円(県事業費5,030百万円)〈道路ネットワーク整備7,831百万円、県分2,200百万円〉

有明海沿岸道路…三池港IC連絡路、荒尾道路

中九州横断道路…滝室坂道路、大津熊本道路

熊本天草幹線道路…宇土道路

九州中央自動車道…矢部清和道路、蘇陽五ヶ瀬道路

南九州西回り道路…芦北出水道路〈河川改修3,868百万円、県分1,084百万円〉

緑川、白川、菊池川〈港湾施設整備2,304百万円、県分984百万円〉

熊本港耐震強化岸壁、八代港大築島土砂処分場の整備

II.経済対策に合わせた独自の地域活性化策 1,000百万円

①物価高騰を踏まえた生活者への支援151百万円…(i)生活困窮者、ひとり親家庭への支援、(ii)学生・若者への支援、(iii)電話で「お金」詐欺被害防止のための支援(防犯機能付電話機等の設置を促進など)

②物価高騰の影響を受けて厳しい経営環境にある事業者への支援254百万円…(i)宿泊事業者物価高騰対策支援事業、(ii)中小企業DX推進事業補助金

③自動車運転手の時間外労働が規制される「2024年問題」への対応115百万円…(i)農産物輸送効率加速化緊急支援事業、(ii)地方公共交通バス対策事業(運転手不足対応)

④農林水産事業者への支援320百万円…生産コストの上昇が長期化し経営状況悪化への対応

III.半導体関連産業の集積に伴うインフラ整備 1,935百万円

(i)排水処理施設新設に必要となる用地の取得や設計等、(ii)新規工業用水道の整備に必要となる用地取得や設計等、などとなっています。

令和6年度当初予算は知事改選期を挟んでいて骨格予算として編成されています。予算規模は7,707億円で、主に人件費、扶助費、継続的なものや緊急性が高いものが計上されています。知事選後の6月議会で事業に伴う肉付け予算が議論されることになります。

なお、当初予算の事業としては、①人吉市復興まちづくりの推進1,823百万円、②益城町復興まちづくりの推進3,808百万円、③男性職員の育休促進50百万円、④県行政におけるデジタル化の推進2,169百万円、⑤動物愛護の推進242百万円、⑥「こどもまんなか社会」実現に向けた取組み4,915百万円、⑦環境モニタリング等の実施18百万円などが提案されています。内容についてご質問等あれば事務所か私に連絡ください。対応します。

令和6年2月 立野ダム試験湛水

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