活動報告

当初(肉付け)予算内容

6月といえば「梅雨」、そのような時期に入っています。すでに沖縄は5月21日頃に梅雨入りしており、徐々に九州、本州へと移行していきます。近年の雨の降り方は激しく、昔の梅雨はシトシトジメジメだったのが、災害級の降り方に変化していて、いつ、どこで災害が発生しても不思議ではない状況となっています。各家庭や地域での日常の対策が大事になってきます。まずは自分の周辺を中心に再チェックしてください。

さて、6月5日に厚労省から2023年の人口動態統計(概要)が発表され、合計特殊出生率は1.20と過去最低を更新、東京は0.99と1.0を切ってしまいました。熊本も1.47に低下しています。原因としては、晩婚化、経済的理由など多岐にわたりますが、根本的に人口減少を止めるのは困難と思われ、少しでも減少を抑制するには子ども子育て政策を充実させていく必要があります。県でできることを考え、施策に反映させていきます。

次に6月定例会に提出予定議案・報告は予算関係4件、条例関係7件など議決案件17件と報告事項14件となっています。

6月補正予算額は854億円で、当初の骨格予算770,748百万円に加え補正後予算額は856,148百万円、事業内容は知事マニフェスト「くまもと新時代を共に創る県民への10の約束」の実現に向けたものになっています。内容として、

(1)県民の命と暮らしを守る…

①防災力の強化(11百万円)

②消防力強化の推進(11百万円)

③JR肥薩線鉄道復旧の推進(20百万円)

④地下水の確実な保全(28百万円)

(2)不退転の決意で「渋滞解消」を実行…

①渋滞対策の推進(2億19百万円)

セミコンテクノパーク周辺を含む菊池南部地域道路に対して②地域公共交通の利用促進(37百万円)

③幹線道路ネットワークの整備促進(71億円)

④阿蘇くまもと空港アクセス鉄道整備推進(2億25百万円)

(3)安心して結婚・出産・子育てできる社会を実現…

①「こどもまんなか熊本」実現に向けた取組み

(i)出産・子育てに対する支援強化(10百万円)、

(ii)周産期医療体制強化(22百万円)

(4)日本一の健康長寿社会を実現…

①がん患者への支援(4百万円)

②新たな感染症への対策(1億88百万円)

(5)世界に伍する質の高い教育を実現…

①県立高校の魅力化の推進(15百万円)

(6)「食のみやこ熊本県」の創造…

①農林水産分野におけるDXの推進(49百万円)

②配合飼料価格高騰対策(1億39百万円)

③農業・林業の担い手確保に向けた取組み(22百万円)

(7)県内すべてにTSMC効果を波及、地域の課題・経済にコミット…

①地域未来創造会議の開催(19百万円)

②県南地域における企業誘致等の促進(18百万円)

(8)熊本経済のイノベーションを実現…

①TSMC進出を契機とした経済交流の促進(7億70百万円)

②外国人材の受入れの推進(31百万円)

(9)スポーツ・観光・文化芸術を戦略的に振興…

①公民連携によるスポーツ施設整備の検討(8百万円)

(10)SDGs先進県としての責任ある「くまもと新時代」…

①県有財産の有効活用(30百万円)

などとなっています。

6月定例会で質問、委員会を通じ活発に議論され、県民のためとなる施策となるよう全力を尽くしていきます。

疑問、質問あるようでしたら事務所まで連絡ください。

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