江津湖花火大会
8月末に大型台風10号が有明海を北上し、その後に東へ九州を横断し四国へ向かう進路となり熊本に甚大な被害が予想される状況でしたが、幸いにも大禍なく終わりホッとしています。
さて、県議会9月定例会は9月11日~10月4日の日程で開催され、一般質問が9月19・20・24・25日に、特別委員会が9月27日、常任委員会が9月30日、10月1・2日に行われ、議案等に関する議論がなされます。提出予定議案は予算関係4件、条例関係5件など61件、報告事項40件で、補正予算額は4,855百万円、補正後の今年度予算額は861,003百万円となっています。
補正に係る主な事業としては、
Ⅰ.令和6年梅雨前線豪雨等による災害からの復旧(3,052百万円)…
①公共土木施設の復旧費等(道路・橋りょう、河川護岸等)、②農林水産関連施設の復旧費等(農地、農業用施設、山地災害等)
Ⅱ.赤潮被害を受けた養殖業の早期事業再開等に向けた支援(120百万円)…
令和6年6月以降で有害赤潮による養殖魚の被害が発生しブリ、カンパチなどが大量にへい死、被害額は約14億円となっていて、本県水産業の中心となる魚類養殖業が持続可能な産業として継続できるように支援。①代替魚購入支援事業(中間魚、稚魚購入)、②漁場環境保全活動支援事業(底質環境改善に海底耕うん等の実施)
Ⅲ-1.益城町における土地区画整理事業の推進(856百万円)…仮換地指定は約9割完了、造成工事は約6割着手されている。
Ⅲ-2.住宅耐震化の緊急支援(208百万円うち県事業費72百万円)…耐震診断への補助、耐震改修への補助となっている。
Ⅲ-3.医療・介護現場における勤務環境改善(319百万円)…①医師の労働時間短縮に向けた総合的な取組みに要する費用、②へき地医療施設運営費補助…ICTを活用した診療を行う小国郷公立病院組合に対する助成、③介護職員勤務環境改善支援事業…介護ロボットやICT機器等を導入する介護事業所・施設等への助成、④ケアプランデータ連携による活用促進モデル地域づくり事業。
Ⅲ-4.林業技能の向上による林業従事者の就労環境改善(4百万円)
などとなっています。
次に県組織改編に必要な条例改正案が定例会に提出されます。観光戦略部を改称し「観光文化部」を新設し、観光と文化振興を一体的に推進、「食のみやこ推進局」を新設、所管は農林水産、商工労働で県産品の価値向上や販路拡大に取り組む。また、「国際くまモン局」を知事公室内に新設し、インバウンド誘致、国際ビジネス推進、外国人材受け入れ等を行うこととしています。
組織改編が県民サービスの向上や県政発展につながるようにしていく必要があります。県政への苦情等あれば連絡ください。対応していきます。