今も残る私が相撲をとった土俵
梅雨に入り、線状降水帯出現などにより豪雨災害が発生しやすくなっています。常に防災意識を持ち備えておく必要があります。
県議会6月定例会は6月6日~25日の日程で開催され、予算関係7件、条例関係8件、報告事項18件など44件が議案として提出され、一般質問、特別・常任委員会を通じ議論されます。補正予算額は8,204百万円で、補正後予算額は853,004百万円となります。
6月補正に係る主な事業の内容は、
Ⅰ.国の経済対策への対応(3,101百万円)…
⑴周産期医療・救急医療体制の確保、医療分野における生産性向上に向けた取組み…国の経済対策を活用し分娩取扱が少ない地域の分娩取扱機能の維持や物価高騰を踏まえた施設整備等への支援による周産期医療・救急医療体制の確保、薬局における電子処方箋の導入支援、
⑵介護分野における居宅サービス等提供体制の確保・充実…訪問介護等サービス提供体制確保支援、「ケアプランデータ連携システム」の県内全域への導入を推進、
⑶農林水産事業者への支援…「スマート農業の推進」、「麦・大豆の生産性向上」、「共同利用施設の整備推進」への支援。
Ⅱ.その他(5,103百万円)…
⑴高校生等臨時支援金の支給…就学支援金の対象とならない年収約910万円以上世帯の高校生等(全日制、定時制、通信制、専修学校高等課程等)に就学支援金と同じ国公私立共通の基準額である上限11.88万円/年を支給し、いわゆる「高校授業料の実質無償化」の範囲を拡充。R7年度限りの予算で、R8年度からは無償化本格実施となる。
⑵最終処分場におけるPFOS等削減対策…熊本の宝である地下水の保全、県民の健康被害等の不安払拭のため、具体的にはキャッピングによる流入水対策を実施していく(現状では事業者に法的な対策義務ない)、
⑶「食のみやこ熊本県」の創造…県民運動推進本部(仮)の設置、PRイベント開催支援、レストラン・シェフ等の誘致促進、食の魅力向上につながる料理人育成、
⑷棚田地域振興の推進…農産物の供給にとどまらず、国土保全、水源涵養、自然環境保全、良好な景観形成などの多面的な機能を有しているが、担い手の減少や高齢化により各地で荒廃の危機に直面していて対策が必要、
などとなっています。
今までも議論してきた熊本都市圏を中心とした渋滞問題への解消策や、JASMなどの半導体関連産業の集積による光と陰への対応や、県政が抱えるさまざまな課題についてこれからも真摯に向き合い解決に全力を尽くしていきます。
なお7月には政権選択選挙の様相となって来た参議院議員選挙が実施されます。熊本県にとって最適な候補と、医療・介護・福祉の崩壊をくい止めることができる候補を選択しましょう。