活動報告

9月定例会

10月4日に自民党総裁選が実施され、第29代総裁に高市早苗氏が当選され、10月中旬に招集される臨時国会で第104代首相に指名される公算が大きくなっています。今後の政権運営に少数与党となっている自民党がどのような枠組みで当たっていくのか、また人事を含め国民に信頼される党に再生できるのか極めて重要な転換期を迎えています。自民党立党宣言の「政治は国民のもの」となるよう県民の声を国政に届けていきます。

さて、9月定例会は10月7日に提出された全ての議案を可決し終了しました。今議会での課題として

⑴8月10日からの大雨による災害への対応があります。県内各地で9千棟を超える住家被害が生じ、道路、河川などの公共土木施設、排水機場などの農地・農業用施設、公共交通、医療・社会福祉施設、教育施設など社会インフラも損壊し、さらには商工業、農林水産業、観光業等の各方面でも甚大な被害が発生しています。1日も早い復旧・復興に向け、国の全面的な支援を

⑵球磨川流域の創造的復興と「緑の流域治水」の推進については、「新たな流水型ダム」について国の令和8年度当初予算に必要な予算が盛り込まれ、予定されている令和9年度の本体工事の着工、令和17年度の完成に向け動き出しています。

⑶半導体関連産業のさらなる集積については「くまもとサイエンスパーク推進ビジョン」実現に向け動き出しています。また周辺の渋滞解消に向けての「大津植木多車線化」および「合志インターチェンジアクセス道路」について、9月23日に着工式が開催されています。

次に所属している高速交通ネットワーク整備推進特別委員会での議論について報告します。まず中九州横断道路の「熊本環状連絡道路」では、10月4日に「中心杭打ち式」が実施され工事に着手します。また、熊本西環状道路の「池上熊本駅インターチェンジから花園インターチェンジ」間が10月19日に開通し、都市圏渋滞解消の一助になると考えています。

次に国際線について、現在6路線、週42便が就航してますが、ソウル線が現在の大韓航空、アシアナ航空が各3便の週6便が、大韓航空のみで週7便のデイリー運航となる予定。また上海便、香港便は運休のままとなっています。

次に空港アクセス鉄道については、物価高騰などの影響により概算事業費は鉄道整備約610億円、豊肥本線輸送力強化約60億円と増加していますが、所要時間短縮(「空港駅-熊本駅」普通約48分、快速約39分)等により、需要予測の増加で30年の費用便益分析(B/C)は「1.21」に改善しています。

次に熊本都市圏交通渋滞対策で、ソフト面の取り組みとして5月8日から8月29日までの約4ヶ月間に264社の企業等が参画し時差出勤やテレワーク、公共交通機関の利用促進等を実施、また、9月の1ヶ月間を「1万人のオフピーク通勤」と題し県および熊本市職員、企業等との官民連携による1万人規模での時差出勤が実施され、効果について検証することになっています。

次に厚生常任委員会でも議論の中心は8月10日からの豪雨災害で、社会福祉施設、医療機関等における被害状況は307ヶ所との報告があります。災害対応については「被災者への支援」「医療・保健・福祉対策」「生活再建支援」が実施されています。被災者の1日も早い生活再建が図れるよう県と市町村が連携し事業を推進しています。

これからインフルエンザ流行期を迎えますが、罹患しないように注意し、医療に政治に邁進していきます。

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