ゴールデンウィークは5月4日、5日と自宅で冬物の整理や片付けなどしてゆっくり過ごすことができましたが、他の日は介護施設での勤務があり、いつもと変わらない生活を送っていました。なお、5月3日(憲法記念日)は、憲法フォーラムin熊本に参加し知見を深めています。
日本国憲法はGHQ(マッカーサー)草案を元に1947年5月3日に施行され、既に77年が経過し時代に合致しない条文も散見され、憲法改正に向けた議論が必要な時期に来ていると考えています。主要国における第二次世界大戦後の憲法改正の回数は敗戦国であるドイツ65回、イタリア17回で、周辺国では中国10回、韓国9回となっています。現在、自民党が4項目の条文イメージを出しています。現行憲法の「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」の基本的原理は堅持しつつ、
1.自衛隊の明記、
2.緊急事態対応、
3.合区解消・地方公共団体、
4.教育充実
となっています。
憲法改正は国会議員により原案が発議され、衆参各議院の憲法審査会で審査されたのちに本会議に付され、両院それぞれで総議員の3分の2以上の賛成で可決された場合に国会が発議を行い国民投票が実施され、可決には過半数の賛成が必要となります。このように憲法改正の有無を決定できるのは国民となっています。多くの国民に現行憲法の内容を考えてもらえればと思っています。
さて、木村知事による初めての定例会が6月14日~7月5日の日程で実施され、本格的な議論が始まりますが、内容については次号以降で報告していきます。
次に、第8次熊本県保健医療計画(2024~2029年度まで)が策定されていますので、内容について一部報告します。基本目標は「県民が地域で安全・安心に暮らし続けられるための持続可能な保健医療体制の構築」となっていて、計画の主な取り組みとして、
1.新興感染症の発生・まん延時に備えた医療体制整備、
2.医療情報の提供・ネットワーク化(くまもとメディカルネットワークの推進)、
3.在宅医療の推進、
4.地域の保健医療を支える人材の確保・育成(医師、歯科医師、薬剤師、看護職員、管理栄養士、歯科衛生士などの医療従事者)
となっています。また、保健医療圏の設定と基準病床数については、二次保健医療圏は引き続き10圏域とされ、病床については・療養病床および一般病床18,728床(既存23,090床)・精神病床6,812床(既存8,689床)・結核病床21床(既存69床)・感染症病床44床(既存44床)を設定しています。
次に分野ごとの主な取組として、
1.生涯を通じた健康づくり、
2.がん、
3.脳卒中/心筋梗塞等の心血管疾患、
4.糖尿病、
5.精神疾患、
6.救急医療、
7.災害医療、
8.へき地の医療、
9.周産期医療/小児医療
などがあり、内容として多くの事業が設定されています。詳細については県ホームページで確認できます。ご意見ご要望等については事務所へ連絡ください。