活動報告

6月定例会

梅雨明け前から猛暑となる日もあり、熱中症などで体調を壊しそうな状況となっていますが、県議会6月定例会は全ての提出議案を可決し7月5日に終了しています。今回は委員会で議論された内容について一部を報告します。

まず、高速交通ネットワーク整備推進特別委員会では、中九州横断道路の「大津道路」が事業化されたことや、「滝室坂道路」について令和8年度の開通見通しが報告されています。
また、阿蘇くまもと空港について現在第2期工事が行われ、秋にはどなたでも利用できる飲食店や公園などの施設からなる「そらよかエリア」が開業する予定となっています。国際線については、台北線(12便)、ソウル線(7便)、香港線(4便)の週23便が就航し、令和5年度の利用者は約23万3千人と過去最高を記録していますが、インバウンドが大部分を占めており、今後の安定的な路線維持にはアウトバウンドの拡大が必須で、為替の問題はありますが、県民が出かけて行く必要があります。また、熊本都市圏の渋滞解消を図るため、「熊本県渋滞解消推進本部」が6月5日に設置され、課題解決に向け動き出しています。
次に厚生常任委員会では令和2年7月の県南を中心とした豪雨災害での被災者支援について、仮設住宅等に入居されている約9割の世帯で住まいの再建が実現され、令和6年5月末時点での入居者は224世帯、424人となっていますが、全ての人が再建されるまで支援して行きます。

また、令和6年度主要事業および新規事業として、
①新興感染症対応力強化事業(284,160千円)…県と協定を締結する医療機関が行う感染症対策に係る施設・設備の整備に要する経費
②妊婦に対する遠方の分娩取扱施設への交通費および宿泊費支援事業(12,068千円)…距離は60分以上で、宿泊費は14泊まで支援
③児童虐待防止医療ネットワーク事業(3,613千円)
④乳児院等多機能化推進事業(6,302千円)…児童心理治療施設で医療的ケアが必要な児童の支援のため、看護師の加配に要する経費
⑤産科医・新生児科医等確保事業(70,976千円)…荒尾地域における周産期オープンシステムの運用に要する経費等
⑥外国人介護人材受入環境整備事業(13,920千円)
⑦救急安心センター事業(#7119)(9,873千円)…救急車を呼ぶか判断に迷う際、受診の必要性や応急手当の方法等を助言する相談窓口を設置
など多数の事業が提出されています。

次に委員会(3件)および議員提出議案(7件)が可決されていますので、一部を紹介します。
①医療用医薬品の安定供給確保を求める意見書
②地方消費者行政に対する財政支援(交付金等)の継続・拡充を求める意見書
③改正食料・農業・農村基本法に沿った次期基本計画の策定と適正な価格形成等の早期実現に関する意見書
④水俣病問題の解決を求める意見書
⑤ガザ地区における人道状況の改善と早期停戦の実現を求める決議
⑥地方財政の充実・強化を求める意見書
などとなっています。

なお、8月19日13:00~15:30の予定で高校生県議会が実施されます。傍聴されてはいかがでしょうか!! 希望される方は事務所へご連絡ください。対応します。

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