活動報告

令和6年度補正予算新年雑感

2月初旬に強烈な寒波が来襲し北陸地方、北海道や日本海側を中心に豪雪で大変な状況となっています。県内でも積雪が見られ日常生活にも影響を及ぼす状況となっていて、県内の農林畜水産業の一次産業分野やさまざまな分野での被害が軽微に終わることを願っていました。

さて2月定例会は2月19日~3月19日の日程で開催され、令和6年度補正予算と令和7年度当初予算が審議されます。まず補正予算が常任委員会で議論され、2月28日の本会議で採決されます。提出される補正分の議案は予算関係20件、条例関係1件、報告事項9件など44件となっています。補正予算額563億円(経済対策分693億円、通常分の減額130億円) で、補正後の令和6 年度予算は930,448百万円となります。補正予算の主な事業を報告します。

⑴医療・介護・障害福祉分野における処遇改善の取組み(3,866百万円)…①看護・福祉職員等処遇改善推進事業(人材確保に賃金の引き上げを図る事業所に対して、1人あたり54千円程度)、②生産性向上・職場環境整備等事業(ICT機器の導入による業務効率化等を進める医療機関・訪問看護ステーションに対して、補助単価1床40千円、診療所・訪看1施設180千円)

⑵災害発生時の避難所体制整備等の強化(137百万円)…①段ボールベッド(2,000個)、テント式パーティション(2,000個)、炊き出しセット(25セット)購入経費、②災害時歯科保健医療提供体制整備事業(45百万円)

⑶県有施設等の防災力強化(30百万円)…災害時に移動可能なトイレトレーラーを整備

⑷家畜市場再編整備の支援(1,613百万円)

⑸渋滞・交通アクセス対策の推進(6,230百万円)…セミコンテクノパーク周辺の渋滞解消に向けて、大津植木線多車線化、国道387号拡幅工事等

⑹防災・減災及び国土強靱化の推進(26,697百万円)…流域治水の推進や道路ネットワーク機能強化、インフラ老朽化対策の推進、農林水産施設等の防災・減災に要する経費

⑺周産期・小児医療体制の強化に関する取組み(135百万円)…急激に分娩数が減少している分娩取扱施設や、急激に患者数が減少し、地域に不可欠な小児医療の拠点でありながら運営に影響を来している医療機関を支援など

⑻エネルギー価格高騰に対する支援(2,681百万円)…LPガスを利用する生活者や事業者への緊急支援

⑼物価高騰を踏まえた生活者への支援(49百万円)

⑽物価高騰に対する医療・介護・保育施設等への支援(2,668百万円)…対象は保険医療機関等、保険薬局、医薬品卸、介護関係等、障がい関係等、保護施設、児童養護関係、一般公衆浴場、保育所等となっています。

⑾商店街等への支援(186百万円)…①売上回復支援事業、②こどもキラキラ商店街支援事業

⑿生産性向上に取り組む事業者への支援(425百万円)

⒀創業・事業継承・DXに取り組む事業者への支援(118百万円)

⒁燃料高騰に対する交通事業者への支援(437百万円)

などが提出されています。全て県民の生活に直結する事業です。

また、2月3日に熊本-高雄便がチャイナエアーにより再開し、台湾へは週15便(台北12便、高雄3便)となり、観光や仕事への利便性が高まっています。定期便を続けて行くにはアウトバウンド利用が必要で、皆様の協力をよろしくお願いします。

県政へのご意見等をご連絡ください。対応していきます。

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